平成29年度文化施設職員等研修事業
鑑賞者育成事業「対話型鑑賞」の可能性
「クラシックは敷居が高い」「コンテンポラリーダンスはよくわからない」といった声を聞くことがありますが、
芸術は知識や経験がなければ楽しめないものでしょうか?
1980年代後半にニューヨーク近代美術館で子ども向けに開発された鑑賞教育が基となり、
美術の分野で発展してきた「対話型鑑賞」。
これは、他者との対話の中から、これまで気づかなかった作品の魅力や、
人それぞれの豊かなものの見方や考え方に気づくことができる鑑賞プログラムです。
その手法を“音楽”や“ダンス”の分野に応用する取り込みが始まっています。
知識や経験によらない鑑賞の仕方、参加者の交流から生まれる新たな気づき・・・。
これらは、より豊かな鑑賞経験をもたらしてくれます。
今回、美術分野の専門家と舞台制作の担当者をお招きし、「対話型鑑賞」の可能性について考察していきます。
概要
美術の分野で発展してきた「Visual Thinking Strategies(VTS)」を応用した「音のシャベリ場」という対話型鑑賞プログラムを行っている『ミューザ川崎シンフォニーホール』の事例をもとに実施します。
※詳細はこちら→対話型音楽鑑賞をカイハツする
講師
三ツ木 紀英氏(認定NPO法人芸術資源開発機構代表理事)
日付
2017年8月17日(木)
会場
サテライトキャンパスひろしま504中講義室
(広島市中区大手町1-5-3広島県民文化センター内)
概要
「作品をみながら、はなす」という、舞台作品をみんなで鑑賞するワークショップを京都市内を中心に行っている『「Listen, and…」プロジェクト』の事例をもとに実施
※詳細はこちら→作品をみながら、はなす@福山
講師
岡崎 大輔 氏(京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センター専任講師)
日付
2018年2月21日(水)
会場
広島県民文化センターふくやま第1練習室
(福山市東桜町1-21)
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