平成21年度アートマネジメント研修事業
企業メセナへのアプローチセミナー@広島
〜アート+企業、パートナーシップで育む地域のソフトパワー〜
2009年6月9日(火)、定員を上回るお申し込みをいただいた参加者の皆さんを前に、モデレーターの若林さんの進行の下、根本さん、田中さん、沖田さんというメセナの現場をよく知っておられるパネリストの方々からコメントをいただきながら、「企業アプローチの5段階」について、徹底的な分析が行われました。
芸術文化団体やアーティストが企業協賛や助成の申請を行う過程で、おさえておくべきポイント、意外と知られていない企業メセナの実像などについて交わされた意見は参考となるところが多かったのではないでしょうか。
参加者の皆さんからは、「最近のメセナ事情を知る機会を得ました」「企業の担当者(中央、地方)、助成申請者、中間支援組織の三者がバランスよく、地方ではなかなか聞けない、大変貴重なセミナー内容だったと思います」「新たな方向が見え、目から鱗が落ちたような気がしました」等、大変有意義な研修だったとの感想をいただきました。
本セミナーが、「企業」と「アート」とのすれ違いを減らし、よりよいコミュニケーションを実現するための一助となれば幸いです。
実施概要
また、本セミナーに関連して、当財団事務局前エレベーターホール(広島県民文化センター2階)で開催した「広島県内における企業メセナ・社会貢献活動展」(6月9日(火)〜30日(火)には、セミナーにご参加いただけなかった皆様にも、多数お越しいただき、ありがとうございました。
研修募集概要(参考)
企業は、何を考え、何を目的にメセナ(芸術文化支援)活動を推進するのでしょうか。素晴らしい芸術だから? 一方、アートにとって企業は、単なる資金・物資の提供者?
これではアートと企業の関係は、一度限りの協賛に終わってしまいます。互いの持続可能な関係性のなかでこそ、魅力あるアートが生まれ、アートが地域づくりの大きな力となるはずです。
本セミナーでは、企業メセナ・社会貢献の現場担当者や芸術団体等を講師に迎え、互いが日頃から感じている疑問や要望等を紹介することで、アートと企業のすれ違いをなくし、よりよいパートナーシップの構築を目指します。
また、企業協賛や助成の申請を行う過程でおさえておくべきポイントや、企業とのコミュニケーションの大事なポイントなども紹介。文化芸術分野での地域貢献を考えるメセナ及び社会貢献担当者にとっても参考となる内容です。どうぞふるってご参加ください。
日時
2009年6月9日(火) セミナー 15:00〜18:00
情報交換会 18:15〜20:00(希望者のみ)
会場
鯉城会館(広島県民文化センター内)5階 サファイア西
(広島市中区大手町1−5−3)
主催者
主催/公益財団法人ひろしま文化振興財団
共催/社団法人企業メセナ協議会、財団法人広島県民センター
対象
文化施設職員、文化行政担当者、芸術文化団体、企業メセナ・社会貢献担当者、アーティスト、そのほかご関心のある方
参加費
セミナー 無料(情報交換会 3,500円(飲食代))
定員
50名
講師
根元ささ奈氏(アサヒビール(株)社会環境推進本部 副課長)
田中真弓氏(オリエンタルホテル広島 PR & セールスプロモーション部マネージャー)
沖田孝司氏(マイ・ハート・コンサート代表、ヴィオラ奏者)
モデレーター
若林朋子((社)企業メセナ協議会シニア・プログラムオフィサー)
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