【評】平泳ぎをしていると、手が掻いた水が背中を通りランドセルのように感じたという斬新な小学生ならではの句。
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【評】蝉の声が、教科書の字間を埋めるという斬新な捉え方の句。授業が眠いのか,、集中しているのか、は読者に任せている。
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【評】富貴蘭に心を奪われている父を、尻に根を生やすと表現したことに感心した。季語を主語にしたのが、効いている。
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【評】〈思い出〉と〈スイカの種〉を、上手く取り合わせた句。確かに、思い出は胸に秘した方が深く残る。
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【評】少年の恋心がよく表されている。落ちた消しゴムを拾うとき、触れ合った二人の手。「初紅葉」が効いている。
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