【評】水から生まれ出た螢が、水の匂いのする闇を連れて光っている、という詩的な表現に惹かれた。
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【評】赤とんぼの飛んでいる様子を、赤とんぼが、秋を配達していると捉えたのが上手い。
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【評】透明な水を吹き上げている噴水の色は白い。これを音が白いと表現したのが上手い。爆心地の惜辞も効いている。
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【評】広い植田が、太陽も月も星も抱えているという壮大な捉え方が上手い。稲は全ての自然に支えられて生長する。
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【評】皿をはみ出している秋刀魚を、秋刀魚が泳いでいると俳味あふれる捉え方が面白い。季違いも気にならない。
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