ひろしま文化振興財団
トップページ 文化施設職員等研修 令和6年度文化施設職員等研修事業

\舞台芸術をともに楽しむ/鑑賞サポート講座

舞台手話通訳、字幕、音声ガイドやその担い手育成の取り組みを紹介するとともに、
2025年夏の上演に向け現在制作中のろう者・聴者による手話劇の一場面を体験し、
障害の有無にかかわらず誰もが舞台芸術を楽しめる鑑賞サポートについて学びます。




概要

日時

2025年日(土)13:30〜17:00
※受付は13:00から

会場

広島県民文化センター 展示室 
 ( 広島市中区大手町1-5-3 地下1階)

モデレーター・ファシリテーター

石川いしかわ 清隆きよたかさん

(東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科(GA) 特任助手、ワークショップデザイナー)

石川清隆 写真

【プロフィール】
千葉市内の公共ホール在職中に、音楽・演劇・身体表現など表現芸術系のワークショップに興味を持ち、表現芸術と社会との繋がりを探求する。
退職後、表現活動によるまなびとコミュニケーションデザインのプログラム開発・研究・コーディネートを行う「表現とまなび実践研究ラボ」(合同会社 Foto-Musica(フォトムジカ))を設立、代表を務める。
佐賀県、福岡県、宮崎県、香川県、首都圏などの公共ホール等で、音楽や身体表現のプログラムのコーディネート、人材育成プログラムなどを行う。
東京藝術大学「アトリエ・ムジタンツ」では、クラシック音楽とダンスのワークショップをベースとした講座に関わり、ファシリテーター、アートマネージャーの育成に携わる。

事例報告

NPO 法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)

NPO 法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net) 写真

聴覚障害者が中心となって「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に、障害があっても気軽に劇場に足を運べる社会作りを目指し、シンポジウム開催や情報発信サイトの立ち上げなど様々な活動を実施。
2013 年より支援に関する意識調査、観劇サポートのあり方の研究および発信に取り組み、2018 年より全国各地で舞台手話通訳養成講座を開講、現在は実践に取り組んでいる。
2022 年-2024年は「舞台手話通訳者の人材育成および実践普及、観劇サポート啓発」(文化庁委託事業 「障害者等による文化芸術活動推進事業」)を実施。全国での舞台手話通訳付き公演のモデル事業や普及啓発を行っている。

【報告者】端野真佐子 さん

(NPO 法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)、コーディネーター)

端野真佐子さん 写真

【プロフィール】
2001年よりアートコンプレックス1928(現:ギア専用劇場)や大阪市立芸術創造館にて制作やテクニカル、ホール運営業務に従事。子育てや介護のため一時現場を離れるも、ファンドレイジングを担当しながら劇場業務を継続。2020年-2021年は(公財)びわ湖芸術文化財団にて補助金相談員および共生社会事業に携わった。
2022年よりNPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)のコーディネーターを担当し、事業計画の立案や文化施設との調整を担っている。認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの「アート×居場所」プロジェクトリーダーとしても活動中。

事例報告

広島手話劇団「伝」

広島手話劇団「伝」写真

一般社団法人広島市ろうあ協会被ばく伝承班と、NPO法人広島県手話通訳問題研究会伝承班は、2016年に「手話で語り継ぐ被爆体験伝承者の会」を結成。ろう者の被爆体験を手話で語り継ぐ活動を続けている。
被爆80年という節目の年に、広島で暮らす自分たちが手話劇を通して、今を生きる人たちに原爆の悲惨さ、平和の大切さを伝えたいと、手話劇の公演を決める。
2024年3月、広島手話劇団「伝」を立ち上げ、もっと多くの人にろう者の被爆体験を伝えること、ろう者や手話への理解を広めることを目的とし、平和な世界の実現に向けた取り組みという考えで、キャスト・スタッフを広く募集する。劇団員は、10月末で86名。
原作「手紙」は、ろう者とともに戦中戦後を生きてきた一人の女性が、渾身の力を込めて書き上げた作品。ろう者(聞こえない人)と聴者(聞こえる人)が協力してみんなで作り上げ、2025年7月に手話劇「手紙」を公演する。

内容

●【紹介事例】NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)の取り組み
全国各地で行われている鑑賞サポート付公演、劇場スタッフや演劇関係者への鑑賞サポートワークショップ、舞台手話通訳者の人材育成等について紹介します。

●【事例体験】広島手話劇団「伝」による手話劇「手紙」の一場面を体験
原爆投下から80年の節目にあわせ、ろう者・聴者による手話劇を2025年7月に上演します。現在稽古中の手話劇の一場面を再現し、音声による鑑賞サポート付き手話劇を体験します。

●「気づき」をみつける 〜グループワーク・まとめ〜
参加者同士の意見交換により、気づきや疑問を共有し、これからの取り組みについて探ります。

対象

文化行政担当職員、文化施設職員など文化・芸術に携わる方、 手話・音声ガイドなどの鑑賞サポートに関心のある方など。
文化・芸術に携わる方で興味のある方はどなたでも!

参加費

無料
※事前に申し込みが必要です。

定員

20名程度
※定員に達し次第締め切ります。

申込方法

電話・FAX・Eメールでお名前、所属団体、住所、連絡先などをお知らせください。
※FAXの場合は、申込書( ワード文書Wordpdfファイルpdf)をご利用ください。

申込・問合先

公益財団法人ひろしま文化振興財団 担当:高井
〒730−0051
広島市中区大手町1−5−3 広島県民文化センター内
TEL.082−249−8385 FAX.082−249−7531
Eメール hirobun@h-bunka.or.jp

助成

一般財団法人地域創造

主催

広島県、公益財団法人ひろしま文化振興財団(広島県受託事業)