ひろしま文化振興財団
トップページ 文化施設職員等研修 令和5年度文化施設職員等研修事業

―文化芸術分野での『誰一人取り残さない』を考察する―“みんなの文化施設”のススメ

公立文化施設は、誰もが芸術文化に親しめる場所です。
具体的な事例を参考に公立文化施設の役割を整理しながら、さまざまな人の芸術活動を後押しする取り組みを一緒に考えましょう。






概要

日時

2023年10日(木)14:00〜17:30
※受付は13:45から

会場

広島県民文化センター 第1展示室 
 ( 広島市中区大手町1-5-3 地下1階/TEL:082-245-2311)

講師

吉野さつき さん

(アーツ・マネージャー、愛知大学文学部教授)

吉野さつき さん 写真
撮影:杉本文

【プロフィール】
愛知大学文学部教授。英国シティ大学大学院でアーツ・マネジメントを学び、公立劇場勤務、英国での研修(文化庁派遣芸術家在外研修員)を経て教育、福祉等の場で芸術を用いた活動に携わる。日本財団、国際障害者交流センター等との共同調査研究「障がい者の舞台芸術表現・鑑賞に関する実態調査報告書」「障がい者による舞台芸術活動に関するケーススタディ調査」(2106年)。2017年度〜2019年度厚生労働省の障害者芸術文化活動普及支援事業評価委員。2021年度〜2022年度文化庁の障害者等による文化芸術活動推進事業に係る企画審査委員。2022年度障害者文化芸術活動推進有識者会議構成員。Open Arts Networkメンバー。

事例報告

広島県アートサポートセンター

広島県アートサポートセンターワークショップ 写真
身体表現セミナー&ワークショップ
ほぐす つながる 表現あそび

2016年度から、広島県障害者文化芸術活動支援事業「広島県アートサポートセンター」として、主に美術分野の支援事業を開始。2016年度の後半に実施した舞台表現(演劇)分野の体験ワークショップをきっかけに、県内で表現活動に取り組む人、団体などに協力を得ながら、舞台表現分野のサポートも継続している。障がいのある方の文化芸術活動に関する相談の対応、情報発信、権利に関するQ&Aハンドブック1・2の配布、権利保護や表現活動に関するセミナーやワークショップ、助成事業、専門家の現場派遣や鑑賞支援などを実施。ひとりひとりの表現を大切にし、表現を楽しみながらその関係性の中で自分らしい生活を送ることができる社会を目指して、個人、支援者、団体、機関などのネットワークづくりにも積極的に取り組んでいる。

【報告者】保田香織 さん

(広島県アートサポートセンター アドバイザー)

保田香織 さん 写真
ART : Junpei Kito

【プロフィール】
呉市内の障がい者施設に勤務しアート活動の実践を行ってきたのち、2014年9月より、NPO法人ひゅーるぽん のアートサポートセンターひゅるるの専従スタッフとして勤務。厚生労働省受託事業を実施し、制作支援・権利に関するQ&Aハンドブックの作成、アートの社会化のプロジェクトなどを進めた。現在は、アート現場の支援を行いながら広島県アートサポートセンターの担当者として、福祉サービス事業所や団体への講師派遣、電話・来訪相談、関係団体との調整、アートの権利や文化芸術活動に関するセミナーやワークショップ、鑑賞会の企画・実施、作品展の開催支援などに従事している。

スケジュール

●14:00〜 レクチャー
吉野さつきさんによる多様な人たちと関わる芸術の事例や関連する国の制度などについて

●15:10〜 事例報告
保田香織さんによる広島県内での取り組みについて

●16:00〜 グループワーク・まとめ
参加者同士の意見交換により、気づきや疑問を共有し、これからの取り組みについて探ります。

対象

文化行政担当職員、文化施設職員など。
文化・芸術に携わる方で興味のある方はどなたでも!

参加費

無料
※事前に申し込みが必要です。

定員

20名程度
※定員に達し次第締切ます。

申込方法

電話・FAX・Eメールでお名前、所属団体、住所、連絡先などをお知らせ下さい。
※FAXの場合は、申込書( ワード文書32kb、 pdfファイル295kb)をご利用ください。

申込・問合先

公益財団法人ひろしま文化振興財団 担当:高井
〒730−0051
広島市中区大手町1−5−3 広島県民文化センター内
TEL.082−249−8385 FAX.082−249−7531
Eメール hirobun@h-bunka.or.jp