ひろしま文化振興財団
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アートマネジメント基礎講座「地域資源を活かす!〜暮らしに根づくアートの力〜」


文化芸術が鑑賞だけにとどまらず、その波及効果に注目が集まっています。 文化財を観光資源として活用したり、文化芸術を通じて人々が多様な価値観に気づいたりと、社会と文化芸術をつなぐ役割を担うのがアートマネジメントです。 今回、建築・デザインの専門家と、地域の文化資源を活かした活動を実践する NPO団体をお招きして、“暮らしの文化”にスポットをあてて “文化芸術の可能性”や“文化の役割”について考察していきます。

概要

日時

2019年13日(木)
13:30〜15:30

会場

サテライトキャンパスひろしま 504中講義室 
 (広島市中区大手町1-5-3/TEL:082-258-3131)




スケジュール

時間 内容
13:20〜 受付
13:30〜14:30 レクチャー「エリアマネジメントとアート」
 講師:前田 尚武 氏 
14:40〜14:55 事例報告 NPO法人雁木組
 副理事長 山ア 学 氏
14:55〜15:30 ディスカッション
テーマ「地域文化の創造とアートマネジメント」
 前田 尚武 氏
 NPO法人雁木組 副理事長 山ア 学 氏
 ファシリテーター:百武 ひろ子 氏
15:30 終了

講師等

【講師】前田 尚武  氏

(一級建築士/学芸員 京都市京セラ美術館 企画推進ディレクター)

前田 尚武氏写真

【プロフィール】
1970年東京生まれ。早稲田大学建築学科卒業後、1994年同大学院修士課程修了。
1998年より森ビル株式会社にて「六本木ヒルズ」の設計に従事。2003年森美術館開館より同美術館にて展示デザイン、建築展企画、国内外の美術館・博物館計画、パブリックアート計画などに携わる。2019年京都市京セラ美術館に移籍し、京都と東京を拠点に美術館・博物館の企画やデザインを中心に活動。
2018年日経アーキテクチュア「10大建築人2019」第7位に選定。「メタボリズムの未来都市展」(2011年)、「建築の日本展」(2018年)など一連の企画で2019年度日本建築学会文化賞受賞。法政大学兼任講師、愛知県立芸術大学非常勤講師、環境芸術学会理事他、文化行政関連の地方自治体専門委員なども務める。

【事例報告】NPO法人雁木組 山ア 学 氏

雁木組写真

【NPO法人雁木組 プロフィール】
広島に暮らす人と広島を訪れる観光客に対し、 河川と雁木を活用した水上交通ネットワークに関する事業を行い、広島の魅力づくりにつなげることを目的に 2004 年に設立。広島市内に約 400 か所ある雁木を船着場として活用する『雁木タクシー』の運航を中心に、本川橋のたもとにある舟つなぎ石の修復、雁木の歴史性調査や『水辺ジャズ』をはじめとする水辺イベントの開催、雁木の清掃活動などを行っている。
また、2013 年 4 月からは、名勝縮景園の川からの直接入園を実現するなど、地域財産の雁木を「使いながら後世に残す」活動を展開。これらの活動が評価され、2010 年に広島市の「ひろ しま街づくりデザイン賞」を受賞したほか、2011 年には「まちづくり月間まちづくり功労者国土交 通大臣表彰」を受けている。

【ファシリテーター】百武 ひろ子 氏

(県立広島大学大学院経営管理研究科教授)

百武 ひろ子氏写真

【プロフィール】
早稲田大学理工学部建築学科卒業後、同大学院修士課程に進む。修了後 竃村総合研究所に勤務。退社後渡米。ハーバード大学デザイン大学院(GSD)都市デザイン修士取得後帰国。2016年より現職。博士(工学)、一級建築士 主にまちづくりの分野で社会的合意形成に関わるプロジェクトを企画・運営するとともに、合意形成をトータルデザインし、実際にそのプロセスを動かすことのできる人材の育成を行ってきた。さらに建築デザインのバックグラウンドを生かし、地域資源を生かした参加型アートイベント、インスタレーションを実施している。

参加費

無料
※事前に申し込みが必要です。

対象

市町文化担当職員・文化施設職員・民間(NPO、企業等)で文化事業の企画に携わる人など興味がある方はでなたでも!

定員

30名程度

申込方法

FAXまたはEメールでお名前、住所、連絡先、所属団体をお知らせ下さい。
※FAXの場合は、申込書( ワード文書30kb、 pdfファイル71kb)をご利用ください。

申込・問合先

公益財団法人ひろしま文化振興財団 担当:高井
〒730−0051
広島市中区大手町1−5−3 広島県民文化センター内
TEL.082−249−8385 FAX.082−249−7531
Eメール hirobun@h-bunka.or.jp