個人の部(美術−日本画)
亀川 果野 氏(広島市)
広島市在住、28歳。広島市立大学大学院博士後期課程芸術学研究科総合造形芸術専攻日本画研究在籍。美術家。広島市現代美術館広報臨時職員も務める。
言葉と絵画の関係性を考察し、絵画内にドローイング的に文字を書き入れることによって起こる視覚的作用を利用した作品を制作しており、日本画の材料やテクスチャーから、感触や言葉を切り口に日常につながるような表現を目指し、新たな日本画領域に挑戦している。
「広島市立大学芸術学部卒業修了作品展」作品優秀賞をはじめ、2023年には「WATOWA ART AWARD」で準グランプリ、各審査員賞を受賞。
個展やアートプロジェクトに継続的に参加し、地元広島をはじめ東京など全国で精力的に活動中。
個人の部(音楽−宗教音楽)
佐々木 悠 氏(広島市)
広島市在住、41歳。エリザベト音楽大学大学院音楽研究科博士後期課程修了。現在、エリザベト音楽大学准教授。
国際グレゴリオ聖歌学会日本支部(日本グレゴリオ聖歌学会)理事・事務局長及び大会実行委員長を務める。
国内外の学会でグレゴリオ聖歌に関する学術成果を定期的に発表し、オルガン・チェンバロの演奏者、グレゴリオ聖歌の指揮者としても国内外で活動。
西洋音楽研究の中で根源的な分野でありながら、日本のメディアで取り上げられることの多くない一方、世界的な評価を得て注目を浴びている数少ない若手日本音楽学者である。
東広島市立美術館におけるレクチャーコンサートや世界の子どもたちのためのチャリティーコンサートの開催など、地域貢献にも継続的に携わっている。
個人の部(美術−デザイン)
さとうもぐも 氏(広島市)
広島市在住、30歳。比治山大学短期大学部美術科映像・アニメーションコース卒業。現在、フリーのデザイナー、イラストレーター、漫画家として制作活動している。
柔らかいタッチのデザインや似顔絵を得意とし、「お客様に楽しんでいただくこと」をモットーに、町おこしやファミリー向けイベントのデザインを多く手がけ、イラストやデザインで大人から子どもまで楽しめる「やさしいスポーツ」の世界を目指す。
横川駅からエディオンピースウィング広島や広島ドラゴンフライズの応援へ行く道を「横川ビクトリーロード」と称して、ポスターや横断幕のデザインを制作するほか、東京ヤクルトスワローズとのコラボ漫画も制作し、広島から全国にスポーツの楽しさを発信。
また「性被害ワンストップセンターひろしま」のステッカーデザイン、熊野町公用車ラッピングイラストや広島「食」の観光キャンペーンキャラクターデザインなど広島県内のプロジェクトに積極的に携わる。
個展「ひろしまもぐもぐ展」を広島市・東広島市で定期的に開催中。
個人の部(美術−工芸)
中曽 智子 氏(広島市)
尾道市在住、42歳。美術家。尾道市立大学芸術文化学部美術学科デザインコース卒業、多治見市陶磁器意匠研究所技術コース修了。現在、尾道市立大学芸術文化学部美術学科非常勤講師を務める。
食と住まいの空間演出をテーマに、従来のとびかんな技法(削り道具の刃先を轆轤(ろくろ)で回転させた作品の表面に当て、表面に連続した削り模様をつける技法)を独自アレンジし、伝統的な装飾技法でありつつ現在の生活に取り入れやすい作品を制作。
広島の陶芸家集団「タナゴコロ」に所属し、飲食店と共同して、食の新しい提案のプロジェクトにも参加。また、地域の祭りの舞台製作協力や地元企業との茶器開発・制作にも携わり、地域の文化芸術の発展に寄与。
大学教員として、尾道空き家再生プロジェクトの物件を自宅兼工房として改修し、授業教材として提供することで後進育成にも貢献している。