プロフィール尾道市因島で生まれ、高校時代まで郷里で過す。
大学卒業後、会社勤務や青年海外協力隊(南太平洋トンガ王国へ2年間赴任)を経て、淡路島の高等学校の講師を務める。
結婚後、「形に残せるものに挑戦したい」という思いから、「書く」ことを始め、2004年秋、初めて応募した川柳コンテストで最優秀賞、2005年にはBS-i新人脚本賞への応募作品が佳作を射止めた。
2007年には、脚本「答えは、昼間の月」が第35回創作ラジオドラマ大賞を受賞するとともに、小説「聖職者」が第29回小説推理新人賞を受賞、小説家の道へ入る。
2008年8月、「聖職者」を第一章として語り手を変えながら第六章まで加筆し、連作小説とした単行本『告白』を刊行。同作は2008年週刊文春ミステリーベスト10で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれた。2009年には全国の書店員が投票で「いちばん売りたい本!」を選ぶ、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は共に初の快挙。また、『告白』は映画化が決定している。来年6月、全国東邦系で公開予定。
現在までに『少女』『贖罪』と、3冊を上梓。今後が最も期待される小説家である。兵庫県洲本市在住。
〔著書紹介〕
- 『告白』(双葉社)刊行:2008年8月10日
- 『少女』(早川書房)刊行:2009年1月25日
- 『贖罪』(東京創元社)刊行:2009年6月15日
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「広島文化賞新人賞受賞者〜湊かなえさんに聞く」