同氏は、高校在学中より全国レベルの声楽コンクールで優秀賞を受賞するなど、早くからその実力を認められてきた。東京藝術大学大学院独唱科在学中は歌曲や宗教音楽を中心に学び、大学院修了後、ドイツへ留学、研鑚を積む。
2002年よりひろしまオペラ推進委員会の若手育成事業に参加。演技力も求められるオペラの基礎や役の表現を学び始め、歌唱力にさらに磨きをかけた。
2002年に制作されたCD「越天楽のすべて」ではソプラノソロを担当し、この作品は第44回日本レコード大賞企画賞を受賞した。2004年11月長崎で行なわれた、「マダム・バタフライ国際コンクール in 長崎」で優勝。日中韓などの若手142名の応募者の中から、一次審査・二次審査を経て、最終審査で『ある晴れた日に』を歌い、「蝶々夫人が生きていたらこんな感じだっただろう」と審査員から大絶賛された。現在、ソプラノソリストとしての活動はもちろん、数々のオペラの舞台を務めており、その活動はめざましく、地元大学主催の事業やひろしま市民オペラ公演、ひろしまオペラ推進委員会主催公演への出演など、広島においてのオペラ事業の活性化に大きく寄与している。その一方で2004年4月より広島文教女子大学非常勤講師として教鞭を執るなど、後進の育成 このように、広島在住でありながら全国レベルの音楽家として活躍する氏の、今後一層の成長と活躍が期待される。 |