個人の部(美術・洋画)
三原捷宏 氏(広島市)
高校在学中に広島県美展に入選し、その2年後には光風会展に初入選、そしてその翌年には日展初入選を果たすなど早くから頭角を現し、1969年から1年間のフランス国立美術学校留学後には、日展や日洋展への入選や日展特選を重ねている。また公募展以外にも、2006年 中国文化賞、2008年 広島市政功労表彰、2013年 広島県地域文化功労表彰を受賞。
1994年から日展会員、審査員となり、2003年からは評議員を務めるなど日展の中でも強固な地位を確立しており、特に日展の不正審査問題が発覚した昨年からは改革検討委員を務めるなど改革案の作成にも寄与しており、現在は日洋会副理事長でもある。
また、広島県立女子大学や広島市立大学で長く美術教育に携わった他、県美展などでの審査員や広島市の教科書選定委員会委員を務めるなど、地元の美術文化の振興に大きな貢献をしている。
個人の部(地域文化)
佐々木卓也 氏(広島市)
歴史的文化資源を活かした、街歩きの指導・文化財の調査・講座などの企画を行う、私設の「間学苑:時空人論研究所」を主宰する。
1981年に「広島地名研究会」の事務局代表として、広島市を中心とした地名に関する講演会などをはじめる。「中国・地域づくり交流会」では、歴史を生かした地域づくり研究会、石垣を讃える会、西国街道散策会、水の都ウォーク実行委員会の代表世話人を務める。
「ひろしま歴史街道トリップ実行委員会」の座長として、城下町時代の広島までさかのぼり、歴史を発掘しつつ解説し、散策地図の作成など、市民へ情報提供するための活動を幅広く展開している。
中国地方を中心とした様々な歴史探訪ツアーを企画し、文化教室などに提案し、添乗ガイドを行うほか、広島市内の公民館や各文化センターでの講師として、市民の歴史に関する知的欲求にこたえる活動を行い、「歩けば歴史が見えてくる」をモットーに活躍している。
団体の部(音楽・吹奏楽)
広島ウインドオーケストラ(広島市)
構成員53人、活動歴21年。広島を中心に活躍するプロ演奏家によって構成され、年2回の定期演奏会のほか、中国地方各地における依頼演奏会や音楽鑑賞教室、中学、高校の吹奏楽クラブの指導などを実施するとともに、CDのリリースも行っている。
音楽監督に世界で指揮者として活躍する下野竜也氏、プログラミングアドヴァイザーに東京都交響楽団の国塩哲紀氏を迎えるなど、すぐれた本物の芸術としての吹奏楽を目指し、近年では中国地方以遠の公演にも参加するなど活動範囲を広げつつある。
2011年にレコード芸術誌の第49回レコードアカデミー賞(特別部門吹奏楽)を受賞したほか、2013年には日本管打・吹奏楽アカデミー賞(演奏部門)を受賞。
広島文化賞・広島文化賞新人賞贈呈式
2014(平成26)年11月26日(水)14時30分〜 サテライトキャンパスひろしまにて
当日は当財団役員立会いの下、三原捷宏さん、佐々木卓也さん、広島ウインドオーケストラ代表 荻原香里さん、小山田浩子さんに賞状と副賞が手渡されました。
受賞者を囲んで
贈呈式