【川柳】題「誘う」　西岡信彦　選

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【特選】

作品	地域	お名前
どちらから誘ったにしろ共白髪	広島市	大林　載孝
【評】プロポーズの言葉はもう忘れてもいいのではないか。共白髪でもう一度前向きに生きようとした秀句だと思った。
途絶えてはならぬ平和へのいざない	尾道市	小川　道子
【評】平和を望まない人はいないが、地球のどこかで戦争やテロがある。世界中の人々が、手をつなごうと言う大きな句だ。
亡き友の食事の誘い待つスマホ	福山市	奈良木亮子
【評】亡くなった友のアドレスは中々消せない。スマホとは自分のことだ。私のスマホも亡くなった友のアドレスがある。
老いが来る誘い合わせてやって来る	尾道市	半田　知弘
【評】後期高齢者になると体のあちこちが痛んでくる。老化だと言われ数軒の医者通いをユーモラスに語る表現がうまい。
誘われて誘って太くなる絆	広島市	西永美智枝
【評】会っている時間と絆の太さは正比例すると思う。絆の太さは大変な時や、いいことが有った時に意識する。

【入選】