カランカラン夏が始まる音がした僕の両手に二本のラムネ
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県立広島国泰寺高等学校二年
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北殿 智一
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【評】両手に持ったラムネの音を「夏が始まる音」と表現した。全体的に無駄がなくリズムの良い青春の歌。
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小瓶には想いと涙をつめこんで見えないように海へ投げ込む
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県立府中高等学校三年
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重廣 樹里
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【評】青春には喜びとともに辛いこともたくさんある。次からは小瓶を海に投げず、短歌を詠もう。短歌に詰めよう。
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【評】子どもに肩車をせがまれたら大抵の父親は疲れていても拒まない。物理的にはあり得ない下の句の表現がよい。
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【評】兄弟か姉弟か、弟を面倒と思いながらも夏野菜カレーを作ってやる作者。二人の微笑ましい情景が目に浮かぶ。
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こんだんの明るい空気をおしのけて伝えられるはテストの結果
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福山市立福山中学校二年
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橋本 凌
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【評】三者懇談あるある。日常生活のことなどを話しながらも三人の頭にあるのは成績のこと。そして懇談は核心へ。
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