先輩と呼ばれているのが自分だと気づかず無視した先輩初日
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福山市立福山中学校二年
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大本 琴子
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【評】上級生になった初日。部活の下級生から「先輩!」と呼ばれても自分とは気付かなかった作者。ほほえましく、改めて先輩という覚悟を持ったことだろう。
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お父さんみんなからヤンキーと言われるが本当はやさしいすしやさん
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尾道市立向東小学校四年
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大谷 一佑
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【評】たぶん若いお父さんなのだろう。人からヤンキーみたいなどと言われることもあるが、美味しいお寿司を上手につくる自慢のお父さんだ。
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今日も使うちびたえんぴつあいつから貰った誕プレあと4センチ
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県立府中高等学校二年
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西田 凌一
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【評】誕プレは、誕生日プレゼントを略した若者言葉。「あいつ」から貰った鉛筆が嬉しく、短くなっても大切に使う作者。
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【評】絶滅した恐竜。火山の噴火、隕石衝突など原因は様々言われているが、その終焉の際の恐竜に思いをはせる作者だ。
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【評】若葉の萌える四囲の山々。朝日に新緑が映え校舎も輝いて見える。新学期、希望に燃える作者の内面が作品から伝わってくる。
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