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けんみん文化祭ひろしま'17文芸祭
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文芸祭 入賞・入選作品発表
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【川柳】小島蘭幸 選
【川柳】自由吟 小島蘭幸 選
※コンピューター環境で表示するため横書き表記としています。ご了承ください。
【特選】
作品
地域
お名前
曼珠沙華すくっと姉の一筆箋
広島市
小松 好子
【評】口数は少ないが、ここという時には頼りになるお姉さんだったのだろう。すくっと咲いている曼珠沙華のように。
人影は無くても温いふる里だ
福山市
田辺 豊子
【評】かつては子供の声が溢れていたふる里。過疎化が進んでも、山や川、人情は美しいままなのだ。
写経三昧一皮剥けてきたようだ
三原市
大森 昭恵
【評】精神を集中して机に向かう。私はもうこれだけで一皮も二皮も剥けるような気がする。そう写経は無の時間なのだ。
どん底でつないだ手です無敵です
広島市
高東八千代
【評】人生で一番苦しかった時代を二人の力で乗り越えたのだ。無敵に納得!!
七十年遺影の父に励まされ
府中市
桑田 宏子
【評】若い父の遺影にずっと励まされてきたのだ。気がつけば七十年…。この歳月は重い。
【入選】
作品
地域
お名前
忖度が大人の闇を深くする
広島市
大杉 卓雄
ほどほどで済まぬ遊びという魔物
廿日市市
奥村 吉風
番外編も入れて翔びたい四コマ目
広島市
若山 宗彦
3センチの過去切りに行く美容院
尾道市
新川 政子
子育ての知恵役立たぬ孫の守り
広島市
近末 夕子
四季の移ろい味わいたくて歩数計
呉市
佐々木節子
最後までジタバタ悟らないままに
広島市
福田 淳子
ふるさとの山河枕に昼寝する
広島市
正山 史明
孫からの受話器の声は半分こ
東広島市
新谷伸比呂
背を押してくれるもう一人の自分
広島市
川上 咲良
ゆっくりと齢相応の雲に乘る
竹原市
金沢 節生
にんげんでいるほっこりとやわらかい
尾道市
日谷 寛
人一人愛し余生の灯が温い
呉市
荒新 悠子
親の後継いで新米初出荷
庄原市
荒木美智子
重い荷を背負ってこれた意地だった
広島市
中野 妙子
まだ少し涙流せるから生きる
三原市
笹重 耕三
長電話ため息をつく鬼瓦
大竹市
稲垣 洋子
一人でも凛と生きますその日まで
三原市
弓取 澄子
ストレスを孫と遊んで抜いてくる
広島市
持永 光子
ヒロシマ発平和の声は止まらない
福山市
新庄 義治
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