癒えざると告げられしよりの長き日々たどりつつ妻の試歩に肩貸す
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尾道市
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仲尾 修
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【評】事実に沿いながら述べた言葉の一つ一つに、作者と妻との深い絆が感じられる。境涯を詠じて重く深い内容がある。
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【評】損壊した熊本城の姿は地震被害の甚大さを象徴するもの。作者自身に引きつけた表現が一首を生動させている。
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【評】「問う事を禁じし」の理由や背景などに一切触れることなく、事実を卒然と述べた言葉が、心の奥まで響いて来る。
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【評】新しい団地の当然として子供達が朝々通う道。活気に満ちた町の様子と作者の快活な姿が目に浮かぶようである。
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集い来る人それぞれに暦史ありデイサービスにひとひを遊ぶ
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広島市
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西田 裕子
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【評】さまざまな人生を経た人々が集うデイサービス、そこに一日を過ごす作者の眼差や思いが作品に息づいている。
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