【評】初雲雀の声はのどかで春らしい。如何にも雲から生まれたかの様に囀っていると感じた。詩的な表現である。
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【評】お盆の十三日は迎火を焚いて仏の父母を迎え、仏間には盆提灯や走馬灯を灯し、一晩を父母の精霊と過ごす作者。
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【評】わずかな風で飛び立った糸とんぼを「風のみつけし」と詠いあげた詩人としての巧みな技量が心惹く作品。
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【評】卒業の袴と言えば、大学生を想像する。めったに見ない袴を着た和服の乙女が革靴で町を闊歩している。
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【評】子どもの日に土俵上で早く泣いた方が勝ちという「泣き相撲」の行司こそ土地の風習とは言え、大役であろう。
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