【評】数百年に起きた一揆の土地の人々は今、お盆を迎へて盆踊を楽しんでいる。昔の身にしむ歴史を偲ぶ佳句。
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【評】軽々しい言葉よりも、感激した涙こそ真実の言葉である。大空には秋の鰯雲が流れている。
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【評】高校野球であろうか、優勝したチームの校歌が斉唱される。その爽やかの中に多くの苦闘がこめられている。
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【評】暑い夏の日々を看護され、虫の鳴く秋に主人を亡くされた。蝉の声も耳に入らない日々の心痛と、現在の悲歎。
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【評】昔からの湧水小屋があり、芋を洗っている。その小屋の壁に村の絵図が貼ってある。地図が土地柄を物語っている。
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