現代美術家 野田正明氏にギリシャから勲章が授与
2023.11.14 アーティスト野田正明氏とカラミツォス-ジラス大使
ギリシャ共和国大統領カテリナ・サケラロプルから現代美術家 野田正明氏ほか2名に、勲章が授与され、2023年10月27日(金)、ギリシャ大使公邸にて叙勲伝達式が執り行われました。野田さんは、ギリシャ神話やギリシャをテーマに積極的に取り組む中で、日本とギリシャの文化交流の発展に貢献したことが評価され、名誉勲章金十字章が授与されました。
(ほか2名の方は、デジタル大臣並びに日本ギリシャ友好議員連盟会長 河野太郎氏、日本ギリシャ協会前事務局長 川上修二氏)
デジタル大臣並びに日本ギリシャ友好議員連盟会長 河野太郎氏と現代美術家 野田正明氏
野田正明氏より今回の受章についてコメントをいただきました。
「今年でアメリカ、ニューヨーク在住46年目になります。その間、ギリシャとは20年以上に渡ってアートを中心に交流をおこなってまいりました。
アポロ神殿隣にある、ギリシャ国家直営の文化施設 デルフィー・ヨーロッパ文化センター彫刻公園へ「アポロの鏡」2005年設置を皮切りに、ギリシャ生まれのラフカディオ・ハーン(小泉八雲)を象徴とした、彫刻「ラフカディオ・ハーンの開かれた精神」をアテネ、日本最初の赴任先、松江、生地ギリシャ、レフカス、終焉の地東京 新宿(小泉八雲記念公園)と4ヶ所に設置、八雲のひ孫である 小泉凡氏、アート・コーディネーター タキス・エフスタシゥ氏と共に10年の歳月をかけ、ギリシャと親密な文化交流をおこなってまいりました。
2010年にはマラソン発祥の地マラソン市に、「マラソンの戦い2500周年記念」として彫刻「ヘルメスの精神」を恒久設置、現在では、太陽の神 アポロと、天照大神という、ギリシャ、日本神話をつなぐ彫刻モニュメントを実現するための活動をつづけており、日本国内での成果をご理解いただくため、昨年はデミィトリス大使閣下に、岡山県、高梁市成羽美術館での個展をご覧いただき、広島県 福山市内のモニュメントを案内いたしました。
この度のギリシャ大統領からの、名誉勲章金十字章は、大いなる栄誉として、今後も世界をアートで繋ぎ、ギリシャとのより深い交流を続けていく上で、かけがえのない支えとなってくれることを願っております。」