現代美術家 野田正明さん（福山市出身）が制作したステンレス彫刻「無限の未来ー小泉八雲終焉の地」を新宿区・レフカダ市友好締結３０周年記念として、新宿区小泉八雲記念公園へ恒久設置されました。これで八雲プロジェクトによる４都市が彫刻で結ばれることとなりました。
　野田正明さんから八雲プロジェクトに関してお話を頂いております。
　
　『２３年前に、島根県松江市で八雲のひ孫、小泉凡氏と出会い、その後、小泉凡、祥子夫妻とともに、ギリシャ、アメリカ、日本各地で、文化交流を主軸とした数々の展覧会とイベント、モニュメント彫刻設置を行ってきました。
　ラフカディオ・ハーン（小泉八雲・以下八雲）プロジェクトは、２００９年「ギリシャ・日本友好締結１１０周年記念」にアテネのギリシャ・アメリカン大学からスタートし、校内にシンボルとして彫刻「ラフカディオ・ハーンの開かれた精神」４mh設置。
　翌年の２０１０年、八雲が生涯の伴侶となる、小泉節と出会った、島根県松江市、宍道湖畔へ「小泉八雲来日１２０周年記念」にギリシャ・アメリカン大学との姉妹彫刻として「ラフカディオ・ハーンの開かれた精神」２．８mh設置。
　２０１４年、八雲の生誕の地レフカダ市（ヨーロッパ初の八雲資料館）に「小泉八雲没後１１０周年記念」彫刻「ラフカディオ・ハーンと開かれた精神のオデュッセイア」２．２mh設置。
　２０１９年、八雲が没した、新宿区・小泉八雲記念公園に「新宿区・レフカダ市友好提携３０周年記念」として「無限の未来ー小泉八雲終焉の地」２．８mhを恒久設置。新宿区主催で、駐日ギリシャ大使、レフカダ市長夫妻、小泉凡夫妻を招いて、除幕式が行われました。「無限の未来ー小泉八雲終焉の地」は、彫刻中央のハート空間に八雲の胸像を覗き見るように設置しました。
　また、島根県松江市宍道湖畔、小泉八雲彫刻「ラフカディオ・ハーンの開かれた精神」は、ハート空間に夕日が入るように設置。出雲大社が縁結びの神であり、彫刻は現在、インスタ映え、カップルにとってパワースポットとなっています。
　八雲ゆかりの地を巡る彫刻は、４ヶ所への設置を終え１０年ごしで完結しました。』
　
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左から　小泉凡、コンスタンティン・カキュシス駐日ギリシャ大使、ハラランボス・カロス レフカダ市長、吉住健一新宿区長、吉住春夫新宿区議長、野田正明さん

野田正明さんによる挨拶