


中曽 智子
nakaso tomoko
広島文化新人賞受賞者
陶芸家。尾道市立大学芸術文化学部美術学科デザインコース卒業。「心動かされたものを手元に留めおきたい」という思いをきっかけに制作活動を開始。日常がちょっと豊かに感じられるような彩りのある作品作りを目指している。
現在、尾道市立大学芸術文化学部美術学科非常勤講師。
HP:中曽智子
ランプシェード
ランプシェード(点灯)
みずたまり
my home
酒器・まとふ
自己PR
主に制作しているのは、トビカンナ技法を使い削り模様を施す作品です。規則的に打刻されることによって生まれる凹凸は、その光と影、点描のような文様、さらに釉薬により色彩の濃淡を作り出します。その表情に魅せられ長年この技法に取り組んでいます。
また、私はかなりひどい近眼で、視力を矯正しなければ世界が滲んで見えます。この状態で世界を見たときに感じた、形や色が溶けて滲んで馴染んでいく様子に美しさを感じ、その色彩感覚を作品に反映させています。
現在のモチーフとしては、長年住んでいて当たり前に感じていた瀬戸内の、日々うつろう海や空の色彩、山や島や生き物の形の面白さを再発見し制作に取り入れています。
眺めて、使ってその先の物語を想像できるような作品お届けしたいと思い制作に励んでいます。
作品の制作発表のほか、陶芸のワークショップや教室を開催し、ものづくりの楽しさを伝える活動もしています。
「創造することが心を豊かにし、日常に彩りを加える」を参加者の皆さんと共有し、自分だけの作品を作り上げる過程から生まれる新たな発見を楽しんでもらいたいと願っています。
略歴
2005年 尾道市立大学芸術文化学部美術学科 卒業
2007年 多治見市陶磁器意匠研究所技術コース 修了
同年 尾道市立大学美術学科 助手
2017年 尾道市立大学美術学科 助教
現在 尾道市立大学 非常勤講師
広島県尾道市にて制作
【受賞歴】
2013年 神戸ビエンナーレ2013「現代陶芸」入選
2024年 第5回広島文化新人賞/公益財団法人ひろしま文化振興財団
【個展】
2011年 AREA gallery/広島(‘16‘21)
2012年 三軒家アパートメント/広島
2015年 ギャラリーBAR 夢喰/広島
2017年 ギャラリーくわみつ(‘18‘19‘20‘22‘23‘24)/広島
2018年 岡山天満屋画廊アートスペース/岡山
2019年 天満屋福山店アートスペース/広島(‘20‘22‘23‘24)
2021年 福屋広島駅前店ギャラリークリエイト/広島
2022年 ろにせら/奈良(‘23‘24)
【グループ展】
2005年 第7回 広島県・岡山県大学美術系卒業制作選抜展 ふくやま美術館/広島
2010年 HiBi展 尾道市立大学美術館/尾道(’12’14) /広島
2013年 鞆の浦de ART /鞆の浦(‘14‘15‘16‘17‘18‘19)/広島
2015年 ひろしま3都、道めぐり —まちかどアートワークス—/広島
2017年 「3人展-ティータイムのうつわ-」広島三越/広島
同年 広島県主催期間限定レストラン作品協力(‘18‘19)/広島
2018年 In Focus 9 –卒業生の現在- 展 尾道市立大学美術館/広島
同年 「うつわ屋タナゴコロ」(‘19)広島三越/広島
2019年 「花と器のステキな関係」(‘23‘25)SHAMROK/広島
2021年 「2人展-風薫る-」GALLERY森・hako/広島
同年 「Put」(‘22)galleryG/広島
同年 「中曽智子・山本恵子2人展 色つむぎ」岡アートギャラリー/岡山
2022年 「陶額展—Picture Dish—」&U/広島
同年 「うつわ屋タナゴコロ」宮島口BOXギャラリー/広島(‘23)
2023年 「Chill Out —3人展—」Galerie I.TO/京都
2024年 「うつわ屋タナゴコロ うつわ数寄と美味礼賛」Ryokan 尾道西山/広島
ギャラリーG、ギャラリーLETA、ギャラリーTAO、賀茂輝酒造/広島
ぎゃらりいしをり、倉敷ギャラリー/岡山、KOHAKU/兵庫、
ギャラリーヴォイス/多治見など、グループ展多数
その他、
映画「雪女」作品協力、尾道空き家再生プロジェクト協力(グッズ制作、作品協力など)
AIR Onomichi研究協力、飲食店等のオーダー制作、陶芸ワークショップの開催、陶芸教室主宰、広島の食・酒・器を発信するグループ「タナゴコロ」のメンバーとして広島にゆかりのある作家と飲食店と共同して活動