備陽史探訪の会

Biyoushi Tanbounokai

第15回広島文化賞受賞団体
備陽史探訪の会(びようしたんぼうのかい)は1980年9月、「備後を中心とした地域の歴史を研究し、愛郷の精神を涵養する」ことを目的に発足し、古代~近代にわたる地元備後の歴史について調査・研究・学習を重ねています。現在、会員数は280名。
会員は各自のペースや興味のある範囲で、気軽に参加できます。
備陽史探訪の会公式サイト

  • 古墳の調査を行う会員ら
  • 山城跡の調査を行う会員ら
  • バス例会の様子
  • 歴史講演会の様子
  • 毎月開催される学習会の様子

自己PR

●現地を訪れて歴史を学ぶ
年に7回程度徒歩・バス・一泊旅行など、実際に現地を訪れて、担当者の案内の元歴史の見聞を広めます。その他、現在一番人気の毎月第一土曜日開催の「ぶら探訪」。市中を散策し、地元の歴史を再発見するコースです。

●学習会で知識を深める
「古墳研究部会」「城郭研究部会」「歴史民俗研究部会」がそれぞれ月1回学習会を開催し、古墳や山城、福山の歴史など、文献資料などを基にテーマを決め学習します。

●情報の発信・意識啓発
年6回の会報『備陽史探訪』、年1回の機関誌『備陽史研究 山城志』の発行により各会員の論文や研究レポートを発表すると共に、エッセイやクイズなど柔らかい表現で地元の歴史を広く発信します。
また、創立記念事業として、これまで『古墳探訪』『山城探訪』『ふるさと探訪』『続・山城探訪』『福山の遺跡100選』などの書籍を発刊しました。

●地域文化に貢献
年4回の歴史講演会(内2回は広島県県立歴史博物館と共催)には、内外の著名な歴史家や研究者を招き、地元の歴史について語っていただきます。

●フィールドワークにより実際的な調査の手法を学ぶ
不定期で「古墳分布・測量調査」「山城測量調査」「発掘体験会」など開催。初心者でも測量器具を使用した調査に参加したり、実際の発掘現場で発掘体験ができます。調査報告は研究部会担当者がきちんとした報告書にまとめ、当会にて発表します。
2012年からは創立35周年記念事業として「福山市内の中世石造物の調査」を行なっています。

●地域と共に歩んだ32年の軌跡
毎年5月5日に開催する「親と子の歴史ウォーク(旧・親と子の古墳めぐり)」は今年で33年目となりました。子どもたちに地元の歴史に親しんでもらい、地元への愛着を高めることを目的としています。「福山古墳ロード」整備事業もその一環です。

●「福山古墳ロード」整備事業
平成18・19年度の「ふくやまの魅力づくり事業」に対し当会が提案し採用された事業です。近田駅を基点に神辺平野北部に位置する駅家町から加茂町にかけて数多く存在する古墳などの史跡を「古代散策の小道」として設定。各ポイントの案内標識、看板、パンフレットを作成し、A・B・Cコースの整備事業を実施しました。現在も史跡めぐりのモデルコースとして多くの市民に利用されています。
〔提供可能な内容:県内の郷土史に関する情報提供、講師の派遣、出版物の販売(残部のみ)〕

略歴

【受賞歴】
1980(昭和55)年9月発足
1994(平成6)年 広島文化賞受賞
1995(平成7)年 福山文化賞受賞
2017(平成29)年 山陽新聞奨励賞受賞

平成18・19年福山市と協働で「福山古墳ロード」を設置。平成59年より毎年5月5日に「親子古墳めぐり」を開催(現在35回実施)、広島県立歴史博物館と共催で「歴史講演会」を毎年2回開催。古墳講座(現在360回実施)、中世を読む会(現在380回実施)。備陽史研究を毎年発刊、会報「備陽史探訪」(現在203号)格月発刊。「古墳探訪」「山城探訪」「ふるさと探訪」「続山城探訪」「福山の遺跡百選」などを発刊。その他、現地探訪、講演会など、毎年3000人程度参加の行事を開催。